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自閉症のお子さんを抱える数多くのご家族との出会いの中で、ほとんどの方が「子どものコミュニケーション能力の欠如」に対してすごく悩んでいました。自分の子どもが上手に人と話したり、ボディランゲージを通じて意思を伝え合ったりすることのできない切なさや苦しさを目の当たりにし、私も胸が痛んでいました。
しかし、そんな時、ある魅力的な解決法の話を聞きました。
それが「イルカセラピー」でした。
イルカセラピーとは、イルカに餌を与えたり、背びれにつかまって泳いだりし、イルカと触れ合うことによってストレスや悲しみから解放されるというセラピー方法です。アニーでは水族館や、オーストラリアでの野生のイルカとの出会いを通じて何度もこのセラピーを実施してきました。
それは、自閉症の子ども達が心を開き、成長するための「きっかけ」にならないかな?と考えたからです。
特に、野生のイルカと過ごした時間はとっても貴重なものでした。 もちろん、野生のイルカと一緒に泳ぐ事はとっても難しいことです。
専門の指導職員の方が引率する必要もありますし、水族館のプールのように楽に泳げるというわけでもありません。
ですが、近くにいるというだけでとっても大切な「何か」をイルカは私達に語りかけてくれます。そして、とても純粋な心で私達と接してくれるのです
「イルカと泳ぐことで自閉症が治る」ということは有り得ません。
しかし、参加された子ども達やお母さん方はイルカが伝えてくれたどこか懐かしく、心が安らかになる「何か」を受け止めることができた、と感じていました。それこそがイルカの教えてくれる、「癒し」なのです
体験したお子さん、親御さん、スタッフにも、たくさんの笑顔が溢れていました。広い大自然の中でイルカに出会い、笑顔になることは日常の狭い社会では絶対に経験できないことです。多少の個性の違いや考え方の違いなんて感じなくなるほどの感動に包まれ、皆でイルカと泳いだことによって達成感や連帯感が生まれます。
言葉や笑顔が少なかったお子さんも「ねえ、イルカまた行こうよ」と話すようになるなど、イルカセラピーの影響が見えるようになりました。
イルカと泳ぐことだけがアニーの考えるイルカセラピーではありません。
参加した子ども達やご家族、スタッフの方との触れ合いを通じ、日常とは異なった世界での生活を体験できるというねらいもあります。イルカが人を癒し、それによって温かい気持ちになった人たちとの交流を通じて人が人を癒す。こうして、子ども達の成長のお手伝いをさせて頂きたいと考えています
また、親子でお出かけすることがあっても「この子がパニックになって暴れたらどうしよう」、「人目が気になってしまって・・・」と悩んでしまい、楽しく過ごすことができないでいる方も多いと思います。一度手を離してしまうとどこまでも行ってしまい、自力で帰ることができなくなったり、歩くことがあまり得意ではないので他の人の手助けがないと外出できなかったり。このようなお話もよく伺います。
毎日の生活で仕事に子育てに一生懸命で心も身体も休まることのないお母さんも決して少なくないでしょう。
アニーのイルカセラピーではこういった方々をサポートし、心の底から楽しめる体験を提供できればいいな、と考えています。イルカだけでなく、様々な経験を通じて成長できる場を作ることができれば幸いです。
アニーのイルカセラピーはイルカとの事だけではなく、いろんな角度からの体験と考えています。
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